静岡の人気ハンバーグチェーン「炭焼きレストランさわやか」
TVやメディアで時折話題になっており、静岡に住んでいない者からすると静岡に行く機会があれば食べてみたいと思っていたハンバーグだ。
そう静岡に行かないと食べることができないハンバーグなのだ。
静岡愛溢れる
1977年、静岡県菊川市に食事もできるコーヒーショップとしてオープン。
当時から牛肉100%の炭焼きハンバーグはあり、人気が出始めるとハンバーグを中心に据えた構成に。2024年現在、静岡県内に全34店舗展開している。
個人的に印象に残ったのは温もり感じる接客。
さわやかは予約を受け付けていないので、ランチやディナータイムは1時間待ちはざらだ。御殿場インター店ではゴールデンウィークに驚異の520分待ちを記録したことがあrるという。
それでもクレームが出ない理由、全てはさわやかのコンセプトを理解した客側と接客、サービスの良さが醸し出している。来店時の予約システムでだいだいの待時間が分かり、そのタイミングで再来店することができ、待ってましたとばかりに全てのスタッフさんが笑顔で迎えてくれる。一つ一つの所作が丁寧で感動もの。
テーブルに着くと、さわやかMAPや子どもには間違い探しの絵のシートで敷いてくれる。ハンバーグの待ち時間も気にならない。
牛肉100％のげんこつハンバーグ
看板メニューのげんこつハンバーグやステーキ。牛肉の味と品質をキープするために、あえて全国展開をせずに、本社工場から直送できる県内のみで展開している。その日に加工された牛肉は、即日チルド便で全店舗に配送。その日のうちに使い切るのが原則でだ。
安心安全で高品質なハンバーグを提供するために、地域密着スタイルを貫いている。
そしてコスパの良さ。他のハンバーグチェーンに比べても比較的安価なのも人気のひとつ。
いよいよテーブル上には、げんこつハンバーグ。
アツアツの鉄板の上でジュウジュウ音を立てながらテーブルに置かれるとシズル感とインパクトに圧巻される。基本的にキッチンである程度まで焼かれ、中は生の状態でテーブルに運ばれ、スタッフさんが仕上げでハンバーグを半分にカットし、断面を鉄板に押しつけて焼き上げる。この一連の動作が動画や写真で拡散されているのも宣伝になっている。
想像以上に肉肉しい！さわやかのハンバーグは、表面を備長炭で焼いているので、当然ながら炭の香りが段違い。食欲を欲する香ばしさと食べ応えある独特のハンバーグはまた静岡に行けば食べたくなる。
また行きたくなるお店
レトロ風の建物とロードサイドの店構え、親しみを感じさせてくれるロゴ。子供のときに食べたようなハンバーグレストランのようなどこか懐かしさを感じる。
他府県の観光客はもちろん、圧倒的に地元客からの指示が多い。
静岡で生まれ育った子どもがまた大人になり、家族を連れてくる、そのサイクルが、静岡から他府県、日本全国に広がっているような気がした。
たった1時間、されど１時間、さわやかで体感した１時間が、また足を向かわせる。
■炭焼きレストランさわやか
