1958年に滋賀県にて誕生した「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」。全国的に販売されてる滋賀を代表する和菓子処です。和菓子作りを行う中で、自然とともに素材にこだわる菓子作りを目指し1985年に大津大石龍門寿に63,000坪という広大な里山を拓きスタートしたのが「寿長生の郷(すないのさと)」です。
寿長生の郷は、訪れる人に活力を汲み上げてもらいたいという想いから、「水引き」と同じ意味を持ちます。
今回は紅葉と秋のいも祭りの開催とのこと。今年のテーマは「ほっくり温まり、ほくほく味わい、ほっこり過ごす」!!いざ訪問です。

ではスタートです。入口を進むと、右手に江戸時代末期に建てられたといわれる、茅葺きの古民家が見えますよ。

おくどさんが残る店内では、お酒や和菓子などの物販コナーや、安納芋ソフトクリームなどを食べながらゆっくり寛げる喫茶です。



このソフトクリームが絶品!なんとコーンの部分が芋でできており、芋をペースト状にして生地を重ねるようにしています。その上には安納芋ソフト!濃厚なソフトは口当たりまろやかで後味もすっきり。人が多いときは夕方には売り切れるので早い物勝ちです!
続いて見えてくるのは野菜のセルフ販売所。

季節の新鮮野菜が販売されています。この辺りは春になると桜が満開になるとのことです。
こちらは「三徳苑」という施設です。数寄屋造りの建物内には菓子販売や茶室などを設えています。

入り口となる長屋門には、創業者・芝田清次自筆の詩「花雲水」の暖簾

中庭には立派な松の木が並びます。



菓子販売では限定商品「芋大福」「芋きんつば」「栗山家」「あも」などがズラリ!

展示品や調度品などが楽しめるホールも。


各地の名産品や日本全国の芋が集結!

裏に進むと滋賀県内でも最大級といわれる梅林が。3月には約1,000本もの梅が満開になり「梅まつり」も開催されますよ。

山道を歩くと野の花観音径が。四季折々の山野草たくさん。生け花などの教室も開催されています。

柚子畑を通り過ぎると見えてくるのは、ベーカリーやカフェがある空間「野坐」が。


1Fはベーカリー、2Fはカフェになっています。


安納芋のモンブランや、塩パン、あんパンなどの良い香りがします。2Fではロールケーキやドリンクなどでゆったり過ぎすことができますよ。

ぐるっと一周してきて最後は屋台が楽しめる空間が。



うどんや汁物などに加え、野菜など炭火焼きでいただけます。もちろんお芋もたっぷりと。
写真では伝わらないですが、壮大な里山です。梅や柚子などが植えられた広大な敷地には自然の谷川や山林をいかした道があり、四季折々に咲き誇る野の花は安らぎと喜びを与えてくれます。食事や喫茶などと共に癒しのひと時を是非過ごしてみてくださいね。
秋のいもまつり2020
【期間】 2020年11月3日(火・祝)~11月23日(月・祝)※水曜定休
【時間】 10:00~17:00
■叶 匠壽庵 寿長生の郷
大津市大石龍門4丁目2-1【MAP】
077-546-3131